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Moment when flowers bloom from bud, I thought it was a “born”.
Plants and animals, moment it was born beautiful and impressive.
蕾から花開こうとするポピー
蕾から花開く瞬間思った。「生まれる」と。
植物も動物も、産まれる瞬間は美しく感動的だ。
生まれ落ちようとするポピーの花びら
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遠ざかるハイヒールの音、声も出せず、見送ることもない。ある日の朝、夢からの目覚めというより、そこからを夢だと思うようにした。現実からの逃避手段として。その日から一人の人の存在を記憶から消した。
それから数年、生活環境は何度か変わり、その度に夢を見た。記憶から消した人は、一度だけ目の前に現れた。現実感もないなかで、その人は言った。
「いまのわたしにはわたしの生活がある。だから、この子を必要とはしていない」
存在を消し、そして消された。
人は記憶を塗り替えて生きていく。術として。その機能が働かない時に人は苦悩する。
わたしは愛を乞うこともできず、透明な存在となった。誰かを愛しても遠ざかるハイヒールの音は消えることはなかった。
いまも。
それが「母という人」の記憶。わたしを捨てて消えた父、迎えにきた見知らぬ大人、その後育ててくれた祖父母の顔も声も覚えている。夢でもそのまま変わらない姿。しかし、母のそれは甲高いヒールの音だけ。夢の中でも。
わたしの中のちいさなわたしの存在に気づいたのは、母に拒絶されてからだった。
膝を抱えた12歳のままの心の中の小さなわたしは朝の足音にいまも怯えている。
それがわたしと母のエピソード。
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It is impossible forego voice is also not out to the sound of high heels moving away. One morning, rather than a wake up from a dream, I was to think it’s a dream from there. As a means of escape from reality. I have been erased from the memory the presence of one person from that day.
Then a few years, living conditions will change several times, I had a dream each time. People who have been erased from the memory appeared in front of me only once. That person said among no sense of reality.
“There is my life for me now. So, have not been to need this child”
When I erased the presence of the The human, the presence of I also erased.
The human continue to live in the memory repainted. As means. The human are suffering when the function does not work.
I could not ask for love to invisible present. The sound of high heels moving away even love someone did not disappear.
Even now.
It is the storage “people of the mother”.
Remembers the face and voice , father disappeared forsaken me, and strange adult who came to pick, _ grandparents brought up then. Voice and face does not change even in a dream. But, the storage of mother only shrill sound high heels. Even in a dream.
Noticed the presence of me little in my mind, it was from being rejected by the the mother.
Little me in the mind is still scared to leave footsteps in the morning of 12-year-old while holding the knee.
That episode of the mother with me.
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函館の青柳町こそかなしけれ
友の恋歌
矢車の花
（石川啄木）
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別名「ヤグルソウ」と呼ばれているヤグルマギク
青春18きっぷを手にデイバッグ一つとカメラを持って、初めて東北から北海道へと渡った時のことは今も覚えている。旅程は啄木の足跡を訪ねてみることを目的にしたものだった。
盆休み、お線香の香りの中を歩いた。函館の大森浜を見下ろす墓地の道路沿いに啄木一家の墓があった。誰かが手向けた花が置いてあった。煙草を咥えて火をつけ、手を合わせて置いた。少し歩くと立待岬。与謝野鉄幹、晶子夫妻の歌碑があった。夏でも荒れた海の向こうに青森県の陸奥湾が見えた。
砂山の砂に腹這い
初恋のいたみを遠く
おもひ出づる日
啄木が文壇に名を現したのは詩が最初だった。処女詩集が好評を得た。
小説を書くも創作活動は行き詰まっていった。
心のはけ口のように創作ノートに短歌を書いていく。
もしかしたら、啄木自身は自らの歌の魅力を過小評価していたのではないか。
２冊の歌集は、病に倒れ薬代のためと、まさに臨終の際に、それも友人達の手で世に出された。歌集「悲しき玩具」は確か友人の土岐哀果が付けたが、啄木自身の序文「歌は悲しき玩具」からきている。
啄木の歌には「汽車」「駅」など旅に関連した語が多い。花もよく見られる。情景を詠み、内面を詠う手法は詩に通じる。
さらさらと
氷の屑が波に鳴る
磯の月夜のゆきかへりかな
かの時に言ひそびれたる
大切の言葉は今も
胸にのこれど
来方（こずかた）のお城の草に寝転びて
空に吸われし
十五の心
といった歌が個人的に好きです。
ヤグルマギクは別名、ヤグルマソウ。啄木が歌う矢車の花はヤグルマギク。ユキノシタ科のヤグルマソウとは違います。
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